「手に入れるよ」

最近ずっと、移行やら何やらの事務的日記になっているので、近況報告を。

この週末、キャンプに行ってきました。長野県。
キャンプとはいっても、実際にはクライミングが主体なのですが( ŏ з ŏ )プー

今回は、キャンプが初めてという女の子も一緒に行ったのですが、その子がひまわりみたいに明るくってかわいい子で、その場がぱあっと明るくなってとっても楽しかったです。
やっぱり女の子と一緒はいいねー!!!

彼氏さまとその子が二人並んでるのを見て、嫉妬しなかったといえば嘘になるけれど。(笑)だって身長差が25センチぐらいあって、とっても素敵だったのだもの・・。
まったく、ちょっとしたことですぐ嫉妬するんだから。だめね。

彼氏さまは相変わらず色々と率先して手伝ってくれ、今回もほぼストレスなく楽しめました。
一回だけ、二個しかない桃を勝手に一人で一個食べちゃったときだけ怒りましたけど(笑)でも、ちゃんと謝ったので、よし。
こういうことは、変に我慢してうじうじ悩むよりキパッと「もも食べたでしょー!なんで食べるんですか!五人で二つなのですよ!」って怒ったほうが後腐れないと最近気づきましたのだ。

言えるようになった、これってすっごく大きな一歩なのだと思う。


二日目のキャンプファイヤーのとき、将来の話になった。
わたしは、ちょっと酔っていたこともあっていつもより饒舌だった気がする。

彼が「やっぱり、子供は出来ればすぐ欲しい?」と聞いた。
わたしは、
「すぐに、と急いでいるわけではないの。でも、産むならちゃんと産んで上げられる時に産みたい。リスクをなるべくとりたくはないの。」と。
「そっか。やっぱり急がないとな」
「でもね、」
「うん?」
「でも、あなたには夢があって。それの邪魔をしたいのではないの。だから、わたしの気持ちはわたしの気持ちとして、あなたに伝えておきたかっただけ。」

それは、本心だった。
わたしは、彼との子供がほしい。彼と結婚、のほうが先なのは分かっているのだけれど、彼との子供が欲しいという気持ちが最近物凄く膨れ上がっていた。
彼とわたしの遺伝子が半分ずつ入った子供。そんな子供をこの世に生み出せる奇跡。
それほど、素晴らしいものはない、って。

自分が子供を育てるなんて、怖いとずっと思っていた。
わたしは幼稚で、愚かで、こんなわたしが親になどなれるはずがないと。

彼とお付き合いをしていても、その思いはずっとわたしの中にあった。

でも、この前、彼と結婚するということを現実のこととして考えたとき、何より先に子供のことを考えた。
数ヶ月前は、全く浮かばなかった「子供」という新たな存在への想いが、一気に膨れ上がったのはそのときだ。
彼が好きで、一緒にいたい。でも、それ以上に、彼との子供が欲しい。
焦って出来るものでもないのに、焦燥感だけがわたしの中でぐるぐるとまわっている。

もともと古風な考え方をもっている私。当然、結婚のあとに子供。そんなこと分かっている。
おめでた婚を否定する気はないけれど、わたしは、きっとそれはしない。
だって、わたしには家がある。
昔から本家の一人娘として、厳格に育てられてきた。わたしが所謂「出来婚」などするわけにはいかないのだ。

それでも、思った。もし、彼と結婚できるのが遅くなるなら、先に子供でもいいと。

そしてもし、彼がその後わたしから離れていったとしても、子供がいればそれでもいいかもしれないと。

もちろん、シングルマザーの苦労など分かっていないわたしの、ただの夢物語です。
でも、わたしがそこまで思うほど、彼との子供というのはわたしの中で大きくなっていた。

わたしが「伝えておきたかっただけ」と言って目をそらすと、彼は空を見上げた。

キャンプ場の空は、プラネタリウムよりも星が見えて、天の川がわたしの目(コンタクトで視力0.3)でもはっきり見えた。

彼の夢は宇宙飛行士。
宇宙に飛び立つために、今彼は宇宙に一番近い仕事をしている。

でも、彼が宇宙に近い仕事をしている間は、わたしのいる横浜へは帰ってこれない。


宇宙を見上げて彼が言った。


「二つとも手に入れるよ。俺は。」

そうして、自信満々に笑ったのだった。

キーワード:キャンプ

みんなのコメント
4. みかん2012年09月19日 16:31 >>2

>> おサチ☆さん

ありがとう!さっちゃん☆
わたしも、彼のあの言葉と、彼を見上げたときに広がっていたあの夜空を思い出すとちょっと涙がでそうになる。

じつはね、あの台詞には続きがあったの。
「俺の先輩に言われた、忘れられない言葉があるんだ。
新入社員のとき、何をしたらいいか分からなくなって「何からやったらいいですか」って聞いたら、
「全部。」
って言われた。
どれか、じゃなくって、全部。そういうふうに俺も生きていきたいなあって思ったんだよ。
俺は、いつだって100点を目指します。」

分かるような分からないような(二人とも酔っていたからね)話だったけれど、彼の言わんとすることはちゃんと伝わった。

宇宙飛行士になるだけでは自分の人生は100点にならない。
わたしと一緒になって、わたしとの子供と家庭を作って、幸せに暮らして、
それでいて宇宙飛行士にならなきゃ意味が無い。それが彼にとっての100点だ。
だから、全部手に入れるんだ。

その彼の気持ちがもう、嬉しくって。
つまり、彼の夢の中にわたしがいるってことだから。
わたしもその夢のために戦う覚悟をするのさ!

さっちゃんもいろんなものと戦わなきゃいけないかもしれないけれど、
戦いつかれたら二人でお茶して癒されようね☆
3. みかん2012年09月19日 16:23 >>1

>> クーさん
わーん!クーさん!

>みかんちゃんの気持ちが真っ直ぐ彼氏さんに届いたことが
>読んでてなにより嬉しかった♪ヽ(´▽`)/

この言葉がもうなんだか嬉しくてうれしくて、、じんわりしちゃったよう。

わたしはいつも心配性で、いろんな可能性を考えすぎてびくびくしていて、
彼はいつも大らかで、「身一つで電車に乗ってもなんとかなるよ」って言う人。
それは分かっていたけれど、最近結婚やら出産やらの問題では彼も「どうすればいいのかなあ」とお悩みモードだったものだから、
ここにきてあっけらかんとこう言われるなんて呆気にとられたと同時に「こういう人だから好きになったのだわ」って思いました。

いろんな問題もあるけれど、彼がその気持ちを持っていてくれるなら、わたしは参謀として問題をつぶしていこうって思った!
彼は君主で、わたしは参謀。
えへへ。輝かしい未来を勝ち取るために戦うのですっ!(`・ω・´)
2. おサチ☆2012年09月18日 20:19

おみかん、、、、

なんか、涙でちった。
愛は全てをつつむ☆

二人で掴めるさ☆☆☆同じ方向を向いてるふたりだから☆
1. クー2012年09月18日 19:26

うわ、うわ〜☆
いいないいな、二つとも手に入れるよなんて…
彼氏さん素敵!!
お似合いな二人だよなぁって日記読むたび思うよー。

みかんちゃんの気持ちが真っ直ぐ彼氏さんに届いたことが
読んでてなにより嬉しかった♪ヽ(´▽`)/

これからもラブラブでいてね☆