キャンプ。

14〜17は、長野へキャンプに行ってきました。

初めて彼とキャンプに行ったのは去年の9月23日。7月17日に付き合い始めて、まだ2ヶ月とちょっと。彼のこともまだよく分かっていないし、デートもまだ数回の時だった。
彼とのお泊りデートは一度か二度は経験していたけれど、キャンプとなると共同生活。ただのお泊りとは違うし、
何より彼の友人さんたちとの初対面で、物凄く緊張したのを覚えている。

彼とわたしを引き合わせてくれた共通の友人夫婦それぞれから、「彼は飽きっぽいから」「長続きしたことないから」と聞かされていて、ずっとびくびくしていた私にとって、彼らとの出会いはとっても大きいものだったと思う。
彼らは全面的にわたしたちの仲を応援してくれたし、何より初日に彼がふと席を外した時に、
「あいつが彼女連れてくるなんて初めてのことだよ。自信持って」と言ってくれた。

それが本当に嬉しくって、今でも支えになっている。
あの時、「三連休は山に行くから会えないかも。でも、君がよかったら一緒に行く?」と彼からメールが来て、
とっても悩んだのだけど、「行きます」と返事をしたあの時の自分を褒めてあげたい。
もし、あの時「行く」といわなかったら、彼らと出会うことも、今まで関係が続くこともなかったかもしれないのだ。
だって、あの時山に行ってなかったら、わたしはクライミングを始めていないし、彼ら友人さんたちにも会っていないし、きっと私たちの関係はもっと違ったものだったと思う。
私たちが共通の趣味をもったことが、今の関係に密接に繋がっている。


今回のキャンプも、お互いの存在を確認しあえた良い機会になったと思います。

前回、前々回のキャンプで、彼と山で待ち合わせをしたときに、山の中、ひとりぼっちにされることがあったので、
今回は少し余裕もでてきたことだし、山の中で置き去りにされたらもう私、キャンプ戻ってのんびり楽しもう!って思ってたのです。
でも、彼は「前、キャンプでみかんちゃんを放置しちゃった」ということをすっごく後悔していたようで、今回のキャンプではずっと私の傍にいてくれました。
逆にわたしが「わたしがいることで、あまり楽しめてないんじゃない?」と心配して、「いいから行ってらっしゃい」と言ったぐらい。
それでも、すぐに戻ってきて、「放置しちゃってごめんね」なんて言っていた。そのぐらいじゃ放置されたなんて思ってないよーと言ったけれど、ちゃんと伝わっていたかしら。

食事は、前回、前々回とはうって変わってかなりお手軽メニュー。

一日目夜:カレー
二日目朝:カレー
二日目昼:おにぎり
二日目夜:バーベキュー
三日目朝:トースト

まあ、ちょこちょことすぐ食べられるおつまみを作ったりはしたけれど。
夏はやっぱりシンプルなのがいいなあ、なんて思いました。凝ったのも美味しいのだけど!

カレーは自分特製のカレーを作って、個人的には満足な出来栄えだったのですが、彼曰く「カレー?」と・・。
確かにわたしのカレーは具を全部微塵切りにして、ちょっとサラっとした出来上がりにするからスープカレーっぽかったりはするけど・・。
これでもか!というほど野菜の甘みを出してしまうので、甘辛カレーになっちゃうのです。
でも、「カレーかどうかは別としてこれ好き」とのこと。カレーより辛口な彼のコメントでした。。ぐぬぬ


今回の旅行では、彼といっぱいお話する機会というのはなかったのだけれど、やっぱり食事を作る時は手伝ってくれ、なるべく傍でわたしがつまらなくないように、楽しめるように彼が努力してくれているのを感じました、
わたしも彼のその気持ちにもっと応えていきたい。
彼が「してもらって当然」という人だったら、わたしもこんなに尽くそうなんて思わないけれど、
彼が「疲れてない?」「俺も手伝うよ、一緒にやろう」「みかんちゃん、つまらなくなかった?大丈夫?」なんて、いつも気にかけてくれるから、
心から「大丈夫だよ」と笑って、彼と彼の大切なひとたちのために、何かをしたいなって思える。

帰りの車の中、わたしはずっと助手席にいたのだけれど、彼と彼の友人さんは交代しながら運転をしていた。
わたしは免許をもっていないので、彼も彼の友人さんも5時間ずつの運転、(大渋滞!)申し訳ないな、大変だな、ってずっと思ってました。
でも彼は、「みかんちゃん、大変だったでしょう。ずっとナビしてて。お疲れ様」と。
運転してた人のほうがずっと大変だったはずで、運転交代した時は確かに寝ていたけれど、それはそれだけ大変だったからで。
だから、わたしは申し訳ないと思いこそすれ、自分が大変だなんて全く思っていなかった。
でも、彼は「俺たちは交代で運転して、交代している時は寝てたけど、みかんちゃんは10時間ずっとナビしてたでしょ。大変だったね、ごめんね」と言っていた。

うまく言えないけれど、お互いがお互いを思いやるってこういうことなのかなって思った。
そして、お互いのこの気持ちをちゃんと絶やさないでいれば、いつまでも素敵な関係を築けるはずだとも。

そんな「当たり前」のことを、「当たり前」に続けていけるように。
少しの努力を忘れずに、これからもずっとずっと、二人の関係を紡いでいきたい。